ここはどこかと感じる瞬間
東京の秋葉原や大阪の日本橋の電気街を歩くと、家電量販店に海外からの観光客の方々が多くいらっしゃっています。外国人向け販売が多い店舗の場合、バスで来店するケースも少なくありません。店内は外国人が多く、飛び交う外国語の多さに、ここは一体どこの国だろうかと思いたくなることがあります。
これは海外旅行者に対して、消費税を免税になるという販売が可能な店舗だからです。従来は食料品やお酒はこの対象外でしたが、一定の条件を満たせば消費税の免税販売ができるようになりました。日本酒は海外でも人気が高いことからこのような販売店での販売が著しく伸びたのです。
規制緩和
従来、このような免税販売は規制が多く、申請も面倒で販売方法も面倒でした。しかし、規制緩和で申請はともかく、販売方法はずいぶんとやりやすくなりました。その最たる例が百貨店であり、従来は直営店での買い物しか免税にできなかったのに、テナントとして出店している店舗でも百貨店の免税カウンターで販売が可能になったのです。
色々な裏技を組み合わせた方法で実現しているのですが、従来では考えられなかった柔軟な販売が可能になりました。外国人観光客の増加については問題点も少なくありませんが、日本経済の活性化という点では悪い話ではないでしょう。
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